2020年04月24日 (金) | 編集 |

作:宮城谷 昌光
清廉な将軍
晏子(晏嬰)は諸葛孔明が荊州で晴耕雨読の生活を送っていた頃、
「梁甫の吟」を口ずさんで晏子の才を褒めていたと言います
なので読んでみたくなりました
実は晏子は中学の頃文庫本で1巻だけ読んだことがあります
内容はさっぱり忘れてしまって「国佐」という人物が出てきたことだけ覚えてました(ぉ)
なぜ続きを読まなかったのかは謎です
しっかし「楽毅」と違って字は小さいしページも多くてボリュームがありました(汗)
まず「晋」の国の使者「郤克」(ゲキコク)を「斉」の「ケイ公」がからかったことからはじまります
大いに憤激した郤克は斉の国を恨みます
で、戦争にまでなってしまうと、人を怒らせていいことはないな
主人公は晏嬰の父親の「晏弱」です
晏弱という人は全く知らなかったのですがすごい人ですね
この晏弱さん何度も郤克に殺されそうになります
が、いつも冷静で死地を切り抜けます、すごい…
でも、斉の国では「高氏」か「国氏」しか将軍になれないという保守的体質
晏弱が将軍になれたのは終盤にさしかかってからですね
莱という国を攻めますがどう攻略するかですね
「崔チョ」という野心家がでてくるのですが…
コイツが酷い、謀略で「高ムケイ」という人を国外逃亡させ、
恨みのある国佐をブチ殺してしまいます
うん、コイツはいずれ破滅するな
晏弱の敵になりそうな予感
衛の国のお偉いさんに「孫良夫」とかいうやつがでてきますが、
コイツもヒドイ、自分が一番偉いと思っているようで命令が滅茶苦茶
衛の王さんはなんでこんなやつ使ってるのか
孫氏の力が強くて使わざるを得ないのかな?
スポンサーサイト
| ホーム |