2020年11月14日 (土) | 編集 |

今村 翔吾:著
新たな松永久秀像
松永久秀を描いた小説です
分厚い本でしたが読みやすくすらすら読めました
松永久秀というと戦国の梟雄とか言われていて最後は爆死したとしか知りませんでした
しかしこの本ではただの悪人ではなく人間的な魅力に溢れた人物として描かれています
三好家に従いもり立てていこうとしたのに悪人としてのそしりを甘んじて受ける
なんとも格好いいじゃないですか
久秀が犯した三悪、主人殺し、将軍殺し、東大寺大仏殿焼き討ち
それらをことごとく否定してくれています
家臣が最後まで離れなかったのだから悪人であるはずがない・・・ですか
仲間思いや家臣思いのいい人でした
足掻いてばかりで報われずもっと普通に生れればよかったのに、と思いました
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